【日本企業の病理・外伝④】AIで5分でツールが作れる時代に、相変わらず失敗する理由
ClaudeやGeminiに頼めば、業務ツールのプロトタイプが数分で動く。スプレッドシートに関数を書いてもらう、フォームを自動生成する、分析レポートを出力する——かつて数週間かかっていた作業が、今日の昼休みに終わる。 これは本当に、すごいことだ。 しかし同時に、新しいリスクを生ん…
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ClaudeやGeminiに頼めば、業務ツールのプロトタイプが数分で動く。スプレッドシートに関数を書いてもらう、フォームを自動生成する、分析レポートを出力する——かつて数週間かかっていた作業が、今日の昼休みに終わる。 これは本当に、すごいことだ。 しかし同時に、新しいリスクを生ん…
「とりあえず入れてみよう」——この一言が、どれだけの無駄を生んできたか。 問題を可視化しないままツールを導入することは、診断なしに薬を処方することと同じだ。当たれば偶然治るかもしれないが、外れれば副作用だけが残る。 「ツールを入れれば変わる」という幻想新しいツールを導入するとき、…
「DXを推進する」「ペーパーレスを実現する」「AIを導入する」——これらは目的か、手段か。 答えは手段だ。しかし多くの組織で、これらは目的として語られる。 「DX推進」は目的ではないDXは、Digital Transformationの略だ。デジタル技術を使って業務や組織を変革す…
一年前、Geminiを使って介護のシフト表を作った。その後もChatGPTやClaudeを使って介護施設のシフトを自動で作るアプリを開発した。 しかし、医療福祉のシフト表作成は制度上と、職員間の人間関係が非常に複雑で現場の管理者泣かせの作業。 早番、日勤、遅番、夜勤、夜勤明け、公…
「今期の売上はどうだったか」「KPIは達成したか」「コストは削減できたか」——日本の多くの組織で繰り返される問いは、ほぼすべて「結果」だ。 それ自体は悪くない。結果は大事だ。しかし問題は、結果しか見ないことにある。 結果は「過去」である結果とは、すでに起きたことだ。売上が下がった…
医療・介護・障がい福祉の現場リーダー、そして事務担当の皆様、本当にお疲れ様です! 2026年6月1日(月)、ついに「令和8年度トリプル報酬改定(同時施行分)」が全面スタートしました。事前準備を重ねてきたとはいえ、実際にシステムが新点数に切り替わり、患者様や利用者様への対応が始まる…
AIを使った仕事術の記事を読むと、最近よく出てくるのが「AIエージェント」「AI部下」という言葉です。 調査係、分析係、資料作成係、マーケティング係、チェック係。 それぞれに役割を与えて、同時に走らせる。人間は待っているだけで、成果物が勝手に上がってくる。 一見すると、これはかな…
恋愛心理の記事を読んでいて、「自己分化」という言葉が出てきた。 簡単に言えば、自己分化とは、相手を大事にしながら、自分を失わない力のことだ。 恋人が不機嫌でも、すぐに「自分が悪いのかも」と飲み込まれない。 相手を好きでも、すべてを合わせない。 寂しい、腹が立つ、不安になる。 でも…
「AIビジネス」という言葉が飛び交っている。 でも冷静に考えてほしい。AIそのものを売っているのは、OpenAI、Anthropic、Googleだ。私たちがビジネスにできるのは、AIを使って何かの問題を解くことだ。 そこに商機がある。 「AIを目的にしたビジネス」に長期的な商機…
前回は、行政が作る「細かなセル結合Excel」について書きました。 見た目は整っている。 印刷すると帳票として読める。 でも、データとしては扱いにくい。 福祉・介護の現場には、こうしたファイルがまだ多く残っています。 そして、給付費請求書CSVも同じ構造を持っています。 CSVと…