A型は職業訓練センターへ、B型は生活支援事業へ――曖昧な「福祉就労」を終わらせる時ではないか
障害者雇用と就労系障害福祉サービスをめぐる国の議論が進んでいる。資料では、一般就労が可能な人には一般就労の機会を、難しい人には福祉として就労支援や就労の場を提供する、という整理が示された。 方向性自体に異論はない。ただし、「福祉就労」という言葉はあまりに曖昧だと思う。働く場なのか…
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障害者雇用と就労系障害福祉サービスをめぐる国の議論が進んでいる。資料では、一般就労が可能な人には一般就労の機会を、難しい人には福祉として就労支援や就労の場を提供する、という整理が示された。 方向性自体に異論はない。ただし、「福祉就労」という言葉はあまりに曖昧だと思う。働く場なのか…
就労継続支援A型・B型という名称には、「就労を支援する」という意味が含まれている。 厚生労働省もB型について、 と説明している。 つまり、単に通所する場所ではない。制度上は「就労に必要な知識や能力を高める」役割まで求められている。 では、その役割を担う職員には、どの程度の専門性が…
前回、就労継続支援A型を現在の障害福祉サービスとして残すのではなく、その機能を引き継いだ「職業訓練センター」のような仕組みに再設計する案を書いた。 しかし、制度を変える話をすると、必ず一つの問題にぶつかる。 今、A型で働いている利用者はどこへ行くのか。 ここを考えずにA型廃止を語…
2026年9月10日、厚生労働省は「雇用と福祉の果たすべき機能・役割と連携の基本的考え方(中間とりまとめ)」を公表した。一般企業の障害者雇用が拡大し、働き方も多様化する中で、就労継続支援A型・B型を今後どう位置付けるのか。その方向性を考える上で、かなり重要な資料だと思う。(厚生労…
結論から言う。障害福祉サービスの経歴詐称型の不正受給が繰り返される理由は一つに絞れる。指定申請の審査で経歴の真正性を確認できる書類が、実質「実務経験証明書」という前職事業所発行の私文書一枚しかなく、しかも誰もその裏取りをしていないからだ。 国保連の請求処理はシステム化されている。…
障がい者の地域移行が進まない最大の理由は、地域で暮らすための受け皿が不足しているからである。 国は20年以上にわたり「施設から地域へ」を進めてきた。しかし、住まい、日中活動、相談支援、緊急対応を十分に整えないまま、施設や就労継続支援B型に成果を求めている。 理念と制度設計が噛み合…
本レポートは、独立行政法人福祉医療機構(WAM)が2026年7月に公表した「2024年度 日中活動系障害福祉サービスの経営状況について」(生活介護・就労継続支援A型・就労継続支援B型、融資先の決算報告に基づく分析)の結果を整理したものである。 結論:就労継続支援A型は赤字事業所割…
Claude、Blender、Pythonを使って、特別高等支援学校の生徒がマンションや一戸建ての作図にどこまで関われるか。 その実験を続けてきた。 自然文で指示を出し、PythonでBlenderを動かし、マンションや一戸建ての外観を作る。途中からは、ローカルホスト上の画面を操…
特別高等支援学校の生徒たちの実習が始まる時期になりました。 一般就労を目指して企業へ実習に入る生徒もいれば、就労継続支援A型、就労継続支援B型の事業所へ実習に入る生徒もいます。 実習は、単なる体験ではありません。 卒業後の進路に直結する、大切な確認の場です。 しかし、札幌市では今…
就労継続支援B型では、2024年度の報酬改定により、6:1という手厚い人員配置区分が設けられました。 利用者6人に対して、職業指導員・生活支援員を常勤換算で1人以上配置する。 これだけを見ると、かなり手厚い制度に見えます。 これまでより職員を多く配置することで、利用者一人ひとりに…