④細かなセル結合Excelをやめれば、福祉DXはもっと進む——AUL Claim Insight開発秘話
前回は、国が「見える化しなさい」「DXを推進しなさい」と言いながら、現場に渡される帳票やCSVが見える化しにくい、という矛盾について書きました。 この問題は、給付費請求書CSVだけではありません。 福祉・介護の行政書類を見ていると、同じ構造の問題があちこちにあります。 その代表が…
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前回は、国が「見える化しなさい」「DXを推進しなさい」と言いながら、現場に渡される帳票やCSVが見える化しにくい、という矛盾について書きました。 この問題は、給付費請求書CSVだけではありません。 福祉・介護の行政書類を見ていると、同じ構造の問題があちこちにあります。 その代表が…
前回は、給付費請求書CSVがなぜ「帳票」として君臨し続けるのかについて書きました。 そこにあるのは、設計段階での Whyの欠如 です。 なぜ、この情報を後から活用するのか。 なぜ、現場が集計しやすい形にする必要があるのか。 なぜ、人間が読む帳票と、機械が扱うデータを分ける必要があ…
前回は、AUL Claim Insightの開発で最初にぶつかった壁について書きました。 国保連の簡易入力ソフトから出力される給付費請求書CSVは、CSVという名前ではあるものの、現代的な意味での「データ」ではありません。 列名がない。 不要なセルが多い。 数字が横に並んでいる。…
AUL Claim Insightを開発していて、最初にぶつかった難敵があります。 それは、Pythonではありません。 pandasでもありません。 HTMLレポートでもありません。 個人情報のマスキング処理でもありません。 最大の難敵は、給付費請求書CSVそのものでした。 国…
福祉DXが進まない理由は、現場がITに弱いからなのだろうか。 もちろん、現場側にも課題はある。 紙文化、手入力、属人化、パソコンが苦手な職員、古い業務フロー。 そうした問題は確かに存在する。 しかし、最近あらためて国保連請求のCSVや給付費請求書の様式を見て、強く感じたことがある…
国保連の簡易入力ソフトから出力されるCSV。 介護・障がい福祉の現場では、毎月の請求業務で当たり前のように扱われています。 しかし、そのCSVを経営判断や運営改善に活用できている事業所は、非常に少ないと思っています。 理由は単純です。 CSVには請求金額、利用者数、サービスコード…
はじめに:「使えるけど、誰も直せない」問題訪問介護の現場で、こんな場面を見たことはありませんか。 Googleフォームで業務記録をつけていたら、突然UIが変わってスタッフが操作できなくなった。AppSheetで勤怠管理を導入したら、無料プランの上限に引っかかって有料プランへの移行…
PDFを開いて必要事項を探すのが、面倒くさい 福祉・介護職員等処遇改善加算は、制度そのものも複雑ですが、実務ではそれ以上に「必要な答えをすぐ探せない」ことが負担になりやすいと思います。 Q&Aは出ている。資料もある。 それでも、確認したい場面になるとPDFを開いて、該当箇所を探し…
きっかけは、小さな問いだった。 「視覚障がいのある方が、外出先でバリアフリートイレ(オストメイトなどを含む)を探せるアプリがあったら便利じゃないか」 福祉の現場にいると、こういう問いが自然と浮かぶ。 調べると、専用アプリはほとんどない。 ならば作ろう、と。 作り始めた地図はLea…