縦割り行政がA型制度を複雑にした――福祉・雇用・助成金・公費を一度横につなぎ直した方がいい
就労継続支援A型について調べれば調べるほど、「制度を縦に分け過ぎた結果、全体が分かりにくくなっているのではないか」と感じる。 厚生労働省自身も2026年9月に「障害者就労に係る雇用福祉横断検討会」の中間とりまとめを公表した。公表文には、 とある。(mhlw.go.jp) 「横断検…
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noteマガジン「就労継続支援事業の問題点」に収録された記事。
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就労継続支援A型について調べれば調べるほど、「制度を縦に分け過ぎた結果、全体が分かりにくくなっているのではないか」と感じる。 厚生労働省自身も2026年9月に「障害者就労に係る雇用福祉横断検討会」の中間とりまとめを公表した。公表文には、 とある。(mhlw.go.jp) 「横断検…
就労継続支援A型・B型という名称には、「就労を支援する」という意味が含まれている。 厚生労働省もB型について、 と説明している。 つまり、単に通所する場所ではない。制度上は「就労に必要な知識や能力を高める」役割まで求められている。 では、その役割を担う職員には、どの程度の専門性が…
就労継続支援A型には、どう考えても分かりにくい矛盾がある。 福祉行政では一般就労への移行が評価される。一方で、A型利用者は事業所と雇用契約を結んでいるため、一般企業へ移ればA型事業所から見れば「退職者」になる。 この二つが同じ制度の中に存在している。 一般就労は福祉では「成果」厚…
前回、就労継続支援A型を現在の障害福祉サービスとして残すのではなく、その機能を引き継いだ「職業訓練センター」のような仕組みに再設計する案を書いた。 しかし、制度を変える話をすると、必ず一つの問題にぶつかる。 今、A型で働いている利用者はどこへ行くのか。 ここを考えずにA型廃止を語…
前回は、就労継続支援が「経営」なのか「福祉」なのかという問題を、厚生労働省の中間とりまとめから考えた。 今回はその続きとして、ではA型を今後どうするのかを考えてみたい。 私が考えている一つの案は、就労継続支援A型を現在の障害福祉サービスとして存続させるのではなく、その機能を引き継…
2026年9月10日、厚生労働省は「雇用と福祉の果たすべき機能・役割と連携の基本的考え方(中間とりまとめ)」を公表した。一般企業の障害者雇用が拡大し、働き方も多様化する中で、就労継続支援A型・B型を今後どう位置付けるのか。その方向性を考える上で、かなり重要な資料だと思う。(厚生労…