「これはDXじゃない」——障害福祉の生産性向上に関する厚労省委託報告書を読んで、現場管理者が感じた3つの懸念
厚労省の「障害福祉現場における生産性向上の基本的な考え方」ならびに「令和7年度の厚労省委託事業の成果報告書」を読んだ。 タイトルは「障害福祉分野の介護テクノロジー導入支援事業(民間団体実施分)事業成果報告書」。インカムやタブレットを導入した障害福祉事業所のタイムスタディ調査をもと…
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厚労省の「障害福祉現場における生産性向上の基本的な考え方」ならびに「令和7年度の厚労省委託事業の成果報告書」を読んだ。 タイトルは「障害福祉分野の介護テクノロジー導入支援事業(民間団体実施分)事業成果報告書」。インカムやタブレットを導入した障害福祉事業所のタイムスタディ調査をもと…
※今回の挑戦:国保連の給付費請求書の「データ」とは呼べないcsvを「データ」と呼べる形にするには、どんなExcelのフォーマットがいいのか? 介護・障害福祉業界で「DX推進」「見える化」という言葉をよく聞くようになった。 厚労省もその旗を振り、事業所には対応を求める通知が次々と届…
就労継続支援A型は、障害のある人と雇用契約を結び、働く場を提供する福祉サービスです。 B型とは違い、A型では利用者が「労働者」として働きます。 そのため、事業所は原則として最低賃金を支払う必要があります。 ここだけを見ると、A型はとても重要な制度です。 障害があっても、雇用契約を…
就労継続支援A型と就労継続支援B型は、どちらも障害のある人の「働く」を支える制度です。 A型は雇用契約を結び、最低賃金を保障しながら働く場。 B型は雇用契約を結ばず、本人の体調や障害特性に合わせて、生産活動や社会参加の機会を提供する場。 制度の説明としては、こう整理されます。 し…
福祉の現場に関わる人間として、この数字を正直に受け止めたい。 厚生労働省が公表した令和6年度の処遇改善加算届出状況。対象6,543施設・事業所がどう動いたか——「87%が届け出た」という数字の裏側を読み解くと、制度設計と現場の間にある根本的な齟齬が見えてくる。 そもそも「新加算」…
導入2029年。制度上はただの一つの通過点に見えるこの年が、実は特別高等支援学校の卒業生にとって「進路の分岐点」になる可能性が高い。 社会保険料の適用拡大、就労選択支援の義務化、A型事業所の経営悪化。この3つが同時に重なることで、「働きたいのに働けない」という構造が現実化する。 …
障害福祉サービスや介護保険関係の行政通知は、毎年大量に発出されます。ファイル名が英数字の羅列だったり、どのカテゴリの文書かが一見わからなかったりと、現場での管理は意外と煩雑です。 ここでは、AUL-DoXが開発・運用しているWelfare Notice Wiki(wn-wiki.…
問い:A型は「淘汰」か「再定義」か就労継続支援A型事業所は、いま明確な分岐点に立っている。 制度は「働く場」としての自立を求める一方で、その前提となる経営基盤を急速に切り崩している。 このままいけば、A型の多くは2029年を境に淘汰される。 結論:デッドラインは2029年制度の本…
■導入ここまでのシリーズで見えてきたものは明確です。 ・食事提供体制加算の廃止問題 ・就労継続支援事業所の経営限界 ・障害者雇用の“数字と現場のズレ” ・そして、政策としての「雇用への誘導」 👉 では結論です。 👉 このままでは崩壊する しかし 👉 構造を変えれば進化する …
■ 導入:その影響は、すでに特別高等支援学校の生徒の未来に出ているこれまでのシリーズでは、 制度 経営 利用者 地域 への影響を見てきました。 しかし今、さらに重要な問題が見え始めています。 👉 “これから社会に出る子どもたち”への影響です。 特別支援学校の現場から、こんな声が…