kakanai project v6 が、v6.5へと一気に進化した。
当初は v6 の基本設計を淡々と仕上げていくつもりだった。
ところが、途中でふと、
「あ、これ…ここまでできるんじゃないか?」
そんな閃きがあった。
結果として、
v6 → v6.5 へ、一気に昇華することになった。
記録を書く、その先へ
今回の v6.5 の肝は、はっきりしている。
記録から読み取る「利用者の状態予測」。
これは、
- 記録をきれいに整える話でも
- 文章を要約する話でもない
日々、現場で書かれている
何気ない記録の中にある「揺らぎ」「兆候」「違和感」を、
AIの真骨頂である”予測”は、記録を静かに拾い上げる、という試みだ。
申し送りを「押さない」設計
そしてもう一つのポイントが、
申し送りを、何も押さずとも、定時に自動反映する
という設計。
- ボタンを押さなくていい
- 忘れても問題ない
- 誰かの操作に依存しない
朝と午後、決まった時間になると、
申し送り用のシートが 静かに更新される。
現場にとって大事なのは、
「操作を増やすこと」ではなく、
考える負荷を減らすことだからだ。
日本の仕事は「書くこと」に追われすぎている
日本の多くの企業や現場では、
- 書く
- まとめる
- 資料を作る
- 報告用に整える
そんな作業に、想像以上の時間とエネルギーが使われている。
本来、
- 考える
- 判断する
- 人と向き合う
ために使われるべき時間が、
「書くための仕事」に吸い取られている。
AUL DoXは、あえて逆を向く
AUL DoX、そして kakanai project は、
この日本的な仕事の慣習を、あえて逆の視点で見ている。
- 書かせるためのツール、ではない
- 管理するためのシステム、でもない
書いたものを、人の代わりに“読み、整え、返す”ための設計。
人は、
「書く人」ではなく、
「判断する人」であってほしい。
現場を知っているからこそ、わかること
自分で言うのもなんだが、
この設計は 現場を知らなければ出てこない。
- Enter を何度も押してしまうこと
- 忙しい時間帯に操作を忘れること
- エラー表示でパニックになること
そういう“痒いところ”は、
仕様書ではなく、現場に落ちている。
だからこそ、
- 押させない
- 迷わせない
- 驚かせない
そんな思想が、v6.5 には詰まっている。
v6.5 は、完成であり、通過点
kakanai project v6.5 は完成した。
けれど、これはゴールではない。
次はおそらく v7。
Looker Studio を使った DoXの可視化 になるだろう。
でも、それはまた後の話。
今はただ、
「書かない」ための設計が、ここまで来た
その事実を、静かに置いておきたい。
現場の仕事は、
もっと楽になっていい。
もっと、人に戻っていい。
kakanai project は、
そのための実験を、今日も続けている。
