特別高等支援学校卒業後の「働く」を考えよう!
自分に合った働き方の選択肢を知ることが、未来への第一歩です。
「一般就労」とは?
▼ハローワークなどを通じて一般の会社に就職し、働くことです。
- 会社と雇用契約を結び、決められた時間にお仕事をします。
- 福祉サービスとしての常時サポートは基本ありませんが、配慮のある会社も多いです。
- “最終ゴール”と位置づけられることが多い働き方。
- 支援員は基本いない一方、賃金は高めの傾向。
「就労移行支援」とは?
▼一般就労を目指すための「訓練」や「就職活動のサポート」を受ける場所です。
- PCスキルやビジネスマナーなど、働く力を高める訓練。
- 履歴書・面接練習など、具体的な就活支援。
- 原則2年間の利用期間。
- 働く“場所”ではなく、あくまで“訓練の場所”。
- 基本的に賃金・工賃は発生しない。
- 一般就労への意欲がある人が対象。
「就労継続支援A型」とは?
▼会社で働くことを、サポート付きで挑戦できる場所です!
- 事業所と雇用契約を結び、賃金をもらいながら働ける。
- 困った時に支援員がフォロー。
- いきなりの一般就労に不安がある人。
- サポートを受けながら自信とスキルを付けたい人。
「就労継続支援B型」とは?
▼自分のペースを大切にしながら、働く練習やリハビリができる場所です。
- 雇用契約は結ばず、時間・日数の自由度が高い。
- 賃金ではなく、作業に対して「工賃」が支払われる。
- 毎日通うのは難しいが、何か活動を始めたい人。
- 体調に合わせて短時間から働きたい人。
- 将来A型や一般就労を目指すための最初の一歩に。
【新】「就労選択支援」とは?
▼2025年10月開始予定。自分に合った働き方を見つけるための「相談・診断」サービスです。
- 支援員と面談、簡単な作業の体験。
- 得意・苦手・希望を一緒に整理。
- 結果に基づき「A型が合いそう」「まずはB型から」など提案。
利用に必要な手続きは?
▼福祉サービスの利用には、市区町村での手続きが必要です。
- 市区町村の障害福祉窓口や相談支援事業所に相談。
- サービス利用の申請。
- 相談員と「サービス等利用計画案」を作成。
- 審査後、障害福祉サービス受給者証が交付。
- 利用したい事業所と契約し、利用開始。
- まずは見学や体験が大切。
- 手続きは複雑になりやすいので、先生・保護者・相談員と一緒に。
会社で働くための「心構え」 (特別高等支援学校向け)
▼高校生活の延長線上に「働く」があります。少しずつ“できる”を増やしていきましょう。
- 起床・就寝・朝食・出発の時間を“平日モード”に慣らす。
- 通学の代わりに“通勤の練習”(交通系IC、乗換え、所要時間の計測)。
- 天候や体調に合わせた“予備プラン”を1つ用意。
- 困ったら「5W1Hで相談」:いつ・どこで・何が・誰と・なぜ・どうしたい。
- 「メモ→確認→お礼」の3点セットを習慣化。
- 苦手な音・光・においがある時は、配慮(席替え・休憩)の相談を早めに。
- 水分・休憩・ストレッチの“セルフケア”を時間でリマインド。
- 安全第一:重い物・高所・機械は必ず指示者の確認をとる。
- 不調時は「早退・在宅」などの選択肢を事前に合意。
- 自分の得意・苦手・必要な配慮を“短い文で説明できるメモ”を用意。
- 上司・支援員・家族の“相談窓口リスト”をスマホに保存。
- 週1回の「振り返りタイム」で成功体験を蓄積。
- 勤務中の私用スマホは原則オフ(休憩中に確認)。
- 写真撮影・SNS投稿は情報漏えいに注意(勤務先の許可ルール遵守)。
- 遅刻・欠席は“理由+到着見込み”をセットで連絡。
今、会社で求められる「スキル」⭐(特別支援向け)
▼“すぐ完璧”は不要。学校での練習をそのまま仕事に活かせばOKです。
- 時間管理:タイマー/カレンダーで“開始・終了”を見える化。
- 指示理解:口頭→メモ→復唱→実行→報告のループ。
- 整理整頓:5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)を自分の机から。
- 入力・変換:かな漢字変換、ショートカット(Ctrl+C/V、Alt+Tab)。
- 基本アプリ:メールの件名・挨拶、表計算の合計・並べ替え、文書の箇条書き。
- アクセシビリティ:拡大、色反転、音声入力、読み上げツールの使い分け。
- AIの基本:機密情報は入れない/出力は必ず人が確認。
- プロンプトの型:「目的→条件→例→出力形式」を意識。
- セキュリティ:パスワード管理・フィッシングに注意・社内ルール遵守。
- 段取り:作業を“3ステップ”に分け、チェックリスト化。
- 品質:ダブルチェック(自分→他者 or ツール)でミスを減らす。
- 改善:PDCA(計画→実行→確認→改善)を小さく回す癖づけ。
- 通勤:IC残高・経路・遅延時の連絡方法を準備。
- お金:昼食代・交通費・小銭の管理、キャッシュレスの予備手段。
- 健康:睡眠・朝食・服薬・アレルギー対応をルーティン化。
