訪問看護経営分析レポート(地域区分別)
令和6年度決算・級地別の収支比較
出典:厚生労働省「第29表.xls」
対象:訪問看護/1施設・事業所当たり・地域区分別
単位:特記なき金額は 月額(決算額÷12)・円。比率は%。
有効回答数:254件
エグゼクティブサマリー
本レポートは、厚生労働省「第29表.xls」(令和6年度決算)に基づき、訪問看護1施設当たりの経営指標を地域区分別に比較したものである。読み取れる構造は次の点に集約される。
- 収支差率は地域区分で24.5ポイントの開き。令和6年度決算の収支差率は、2級地が29.1%で最も高く、その他が4.6%で最も低く、その差は24.5ポイントです。 同じサービスでも地域区分によって収支構造が異なります。自施設の級地に対応する区分を基準に確認することが重要です。
- 事業規模の大きさは収益性に直結していない。収入が最も大きいのは3級地(6,134,592円/月)ですが、収支差率が最も高いのは2級地(29.1%)で、規模と収益性は一致していません。 規模の大きさだけでは収支の余裕度を判断できません。費用構造を地域区分ごとに確認してください。
- 給与費比率は地域区分で18.8ポイントの差。給与費比率はその他が74.9%、2級地が56.1%で、18.8ポイントの差があります。 人件費水準の地域差が収支に影響します。給与費比率だけでなく、配置や加算取得と合わせて地域区分ごとに確認してください。
令和6年度決算の地域区分別データでは、収支差率は2級地の29.1%からその他の4.6%まで24.5ポイントの幅があります。自施設の級地に対応する区分を基準に、収入・費用・補助金を分けて確認してください。
1. 収支差率は地域区分で24.5ポイントの開き
令和6年度決算の収支差率は、2級地が29.1%で最も高く、その他が4.6%で最も低く、その差は24.5ポイントです。
| 地域区分 | 収支差率 |
|---|---|
| 2級地 | 29.1% |
| 1級地 | 12.3% |
| 3級地 | 11.2% |
| 6級地 | 9.8% |
| 4級地 | 6.9% |
| 7級地 | 6.2% |
| 5級地 | 5.8% |
| その他 | 4.6% |
同じサービスでも地域区分によって収支構造が異なります。自施設の級地に対応する区分を基準に確認することが重要です。
2. 級地別の収入・支出・差引
| 地域区分 | 収入 | 支出 | 差引 | 差引比率 |
|---|---|---|---|---|
| 1級地 | 4,259,411 | 3,735,870 | 523,541 | 12.3% |
| 2級地 | 5,834,458 | 4,136,161 | 1,698,297 | 29.1% |
| 3級地 | 6,134,592 | 5,445,768 | 688,824 | 11.2% |
| 4級地 | 4,469,139 | 4,161,152 | 307,987 | 6.9% |
| 5級地 | 3,141,241 | 2,959,755 | 181,486 | 5.8% |
| 6級地 | 2,977,718 | 2,685,551 | 292,167 | 9.8% |
| 7級地 | 3,279,222 | 3,074,599 | 204,622 | 6.2% |
| その他 | 2,399,796 | 2,289,118 | 110,679 | 4.6% |
3. 給与費比率の地域差
| 地域区分 | 給与費比率 |
|---|---|
| 1級地 | 69.2% |
| 2級地 | 56.1% |
| 3級地 | 68.2% |
| 4級地 | 72.0% |
| 5級地 | 71.7% |
| 6級地 | 71.5% |
| 7級地 | 74.1% |
| その他 | 74.9% |
注意点
- 本結果は回答施設の集計平均であり、個別施設の経営状態を直接示すものではありません。
- 各金額は決算額を12で除した月額で、表章単位未満の丸めにより内訳が一致しない場合があります。
- 級地はサービス提供地域の人件費水準等に基づく区分であり、地域間の単純比較には各区分固有の事情の確認が必要です。
生成日時: 2026-07-20 05:33